ちょうごそんしじ。奈良県平群(へぐり)町。信貴山(しぎさん)にある古いお寺です。トラの張子で有名です。
「ようこそ信貴山へ」
土産物屋さんでパシャリ。
開運橋。写っている自転車はわたしのものではありません。放置自転車です。
寺の縁起については,この画像の看板を読んでもらうほうが説明するより早そうです。聖徳太子ともゆかりの深い場所です。
なぜ虎かというと,先ほどの看板にもあったように毘沙門天が聖徳太子の前に姿を現したのが寅の年寅の日寅の刻だったから,らしいです。
聖徳太子。聖徳太子は蘇我馬子らとともに,仏教反対派の物部氏を587年に滅ぼします。その後推古天皇の摂政となり,豪族の力を抑えた天皇中心の国作りをしていきます。
弘法大師。
境内には多くの「~堂」というのがあるようです。仏教に疎い私は風景を楽しむだけで充分です。
ところで,お寺なのに鳥居がたくさんあるのにはやはり違和感をおぼえてしまいます。仏教は大陸から来た宗教で神道は日本特有のものですが,昔は神仏習合といって一緒くたにして解釈されていました。でもやっぱり分けるべきものだろうという考えを持つ人もいたわけで,明治時代には神仏分離令が出され神社とお寺をわけるほうが当然という感じが現在まで続きます。違和感をおぼえるのはそのためでしょう。
しかしながら,「和」という漢字の意味が「仲良くすること,調和がとれていること,あわせること,争いごとがなく穏やかにまとまること」だということを考えると ,神仏が習合されていたことがむしろとても日本らしい,日本では自然な,まさに和の心がなせることなのかなとも思います。
本殿。ご本尊は毘沙門天です。
剱鎧護法堂(けんがいごほうどう)方面。
仁王門。
開山堂へ向かう道から寅の張子を俯瞰。
休憩所。
山頂まで行けなかったので次回はぜひ。
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